糸井重里さんがうなずいた、森保一監督の言葉「全員がやり切った、と思える環境を作りたい」…特別対談(2)_ユーロ2024
サッカー日本代表の森保一監督(56)と、さんがうなずいたやりたとたい2ユーロ2024コピーライター・糸井重里さん(75)のスペシャル対談。森保思え第2回は「監督論」について。監督境をチームを率いるうえでの環境作りについて語り合った。の言葉全員が(取材・構成=星野浩司)
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糸井重里さん「元日本代表監督の岡田武史さんと何度かお会いしたことがあって、切っ岡田さんを見てると『根本的る環に短気な人だな』と伝わってくる(笑い)。スポーツで勝ち負けのまっただ中にいる人は、特別いつかなんとかなるという(考えの)気の長い人じゃできないと思います」
森保一監督「おっしゃる通りです。対談結果で、糸井先が続くのか、重里作りユーロ2024途絶えるかなので」
糸井「瞬間の動物的さんがうなずいたやりたとたい2な動きや判断にしても、人間にはそんな考えていられないよっていうところでやってる。森保思えそれをもう1つの目で、監督境を人をどう動かすか、自分がどう動くかをもう1つ考えるのと、二重性がある。森保さんも動物的な部分を失わずに鍛えてきたんだなっていう気がしたんです」
森保「岡田さんには、いつもアドバイスをいただいているのですが、すごくいろんなことを1人でできる方。できる量が違う。私はできることが限られてるので、同じことをするより背伸びせず、周りの力を借りながらチーム作りをしていきたい。いろんな意見も個性も持ちながら、サッカーの輪が広くなっていくことを見ていきたい」
糸井「代表監督のために生まれたような。中心に森保さんのような方がいたら周りが力を発揮しやすい」
森保「そうあってほしいです。選手・スタッフでチームが成り立ってますが、それぞれが自分の役割の中でチャレンジして、全員が成長した、思い切りやり切ったと思える環境を作りたい」
糸井「(うなずきながら)はぁ~」
森保「日本はJリーグができて30年余り。ヨーロッパは100年以上の歴史があり、生活に根付いている。子供から街のおじちゃん、おばちゃん、トッププロまで同じサッカーを語れる。まだまだ日本は世界を超えるためにいろんな見方ができて、その結果、サッカーの楽しみや魅力になって、文化としてコミュニケーションの輪が日本で広がっていければと感じます」
糸井「なるほど。僕自身が一種の職人として生きてきた時代が長くて、50歳で『ほぼ日刊イトイ新聞』を始めた。俺がいれば何でもできると言いたい気概が職人にはあって、選手もそうだと思う。チームで仕事をするようになると、どんどん自分よりすごい人がいたらいいなと思うようになって、俺っていう人はいつの間にか消えていくんです」
森保「あぁ」
糸井「経理や何かの整理をするにしても、みんな自分よりすごい。その人たちの仕事ぶりや生き方の中に、もっと面白いことを見つけられるとチームは強くなる。30年近くやって教えられた。それが僕の監督業のような気がします。(会社は)とてもちっちゃいサイズですけど、次第に自分が消えていく、みんな俺よりすごい。その考えがうれしいなと」
森保「共感できるので、本当にうれしいです」
◆森保 一(もりやす・はじめ)1968年8月23日、静岡・掛川市生まれ、長崎市育ち。56歳。長崎日大高から87年にマツダ(現広島)入団。92年に日本代表初選出。国際Aマッチ35試合1得点。京都、広島、仙台を経て2003年に引退。J1通算293試合15得点。05年からU―20日本代表コーチ。12年に広島監督に就任し、3度のJ1優勝。17年10月から東京五輪代表監督。18年7月からA代表と兼任監督。21年東京五輪は4位。22年カタールW杯は16強。26年W杯まで続投。家族は妻と3男。
◆糸井 重里(いとい・しげさと)1948年11月10日、群馬・前橋市生まれ。75歳。株式会社ほぼ日代表取締役社長。コピーライター、エッセイストとして幅広い分野で活躍。78年に矢沢永吉の自伝「成りあがり」の構成を担当。79年に沢田研二の「TOKIO」を作詞。「おいしい生活。」「不思議、大好き。」など西武百貨店やスタジオジブリ作品のキャッチコピーなどを手がけている。本紙でコラム「Gを語ろう」を連載中。妻は女優の樋口可南子。
連載全ページリンク
(1)糸井重里さん、監督こそ「サポーター界の頂点」森保一監督と語り合った「監督論」
(2)糸井重里さんがうなずいた、森保一監督の言葉「全員が成長した、思い切りやり切ったと思える環境を作りたい」
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